このブログについて

はじめましてhisamimと申します。
このブログは自身が乳がんの疑いありと言われた2017年の11月を起点に書いています。

2018年1月15日、
乳がんで全摘術が必要だと宣告を受けました。

乳がん宣告をされた時の正直な気持ちは「とうとう私にも来たか」でした。
それはがんという病が身近にあったからだと思います。

最初にがんという病と向き合ったのは今から15年前の2003年8月に私達夫婦にとっては家族の一員である愛犬のゴールデンレトリバーのレディーが悪性リンパ腫を発症したときでした。

ペットですが大事な家族の一員です。
当時がんについて何も知識がなく恐れ悲しみにくれました。

悲しみにくれながら片っ端から本を読み、ネットでがんという病気について調べまくりました。
当時は今のようにたくさんの情報は得られませんでしたが、それでも調べずにはいられませんでした。

犬のリンパ腫では人間とほとんど同じ抗がん剤治療をします。

愛犬の悪性リンパ腫発症からちょうど1年、2004年8月に旦那さまから電話で、肝臓がんかもしれないと連絡が入りました。

「大丈夫だから驚かないで、今日病院で.....」

なんで私だけ?
なんで私の旦那さまと愛犬が........。
なんで私の大事な家族ばかりこんな目にあわなければいけないの...........。

当時そんな風に強く強く、繰り返し繰り返し思いました。
なんで私だけ........。


その後

2004年8月 旦那さま 肝臓がん
2004年9月 旦那さま 食道がん
2005年12月 私の父 肺がん
2011年11月 旦那さま 2度目の食道がん
2012年3月 私の母 卵巣がん
2014年4月 私の母 乳がん
2015年8月 旦那さま 3度目の食道がん
2017年8月 旦那さま 肝臓がん*再発ではないとの診断

と旦那さまと父と母と、家族が3人で5種類のがんと闘病するというがんファミリー状態。
とてもややこしいですが、全て原発性のがんで転移性ではありません。

こんな状況なので正しいかどうかは別としてそれなりにがんに対して知識を得てましたので自分の乳がんについては悲しむより治療に向けて前に進まなければいけないことは理解していました。


旦那さまは2004年最初の肝臓がん発覚後、手術に向けて全身を検査中に食道がんも発覚しました。原発食道がんで、転移ではありません。
肝臓切除手術の説明をしてもらう時に食道がんも併発していると宣告されました。

当時の気持ちを正直に言うと地獄に突き落とされたような気持ちがしました。


私は宣告された瞬間涙が溢れてしまいましたが、カンファレンスルームで3人の医師の前で私の横に座って説明を聞いていた旦那さまがテーブルにうつ伏せになったのを見て私が泣いている場合ではないんだと強く思いました。


私は大丈夫だと彼に言わなければいけない。
私が先生にしっかりと今後の治療法を聞かなければならない。


またゆっくり書きたいと思いますが、旦那さまは肝臓がんを外科手術切除、食道がん放射線治療&抗がん剤治療で乗り越え、その後3度食道がんの局所再発を経験しておりますが、3度とも内視鏡切除で乗り越えております。

また最初の肝臓がんから13年目に再び肝臓がんを発症しましたが、二度目の肝臓切除手術に挑みました。

 

なので"がん"は怖い病気と十分理解していますがなってしまったら前を向いて治療するしかないとわかっていましたし、むしろ家族ががんになった時よりも気が楽でした。

むしろ治療できることは幸せなことだと知っていてその点においては余計なことを考えず治療への向かう気持ちがあり、切除できるものは迷わず切ると頭の中では決断がついてました。
頭の中ではです。

 

そんな私でも乳房の全摘宣告にはちょっと引きました。
正直すぐには受け入れられませんでした。
頭で理解ができているのに心がまったく追いつきません。
やはり乳房を失うことに対しての覚悟がどうしてもできません。

 

でも家族にがん患者が多すぎるおかげといえば良いのでしょうか
頭の中では理解していたようで自分に言い聞かせて、乳がん宣告時にすぐその場で手術の枠を押さえてもらいました。

ゆっくりになりますが乳がん発覚に至るまでの経緯や心情、治療と乳房再建について
また家族ががんになった時の心情や、私の家族のそれぞれのがんとの闘病、がん患者として、がん患者の家族としての気持ち、またがん罹患者でも楽しく暮らしてる私達の日常などを書いていこうと思っています。                                                             


もし今、当サイトにアクセスしてくれている方の中にがんになってしまった方、また家族ががんになってしまった方のために私達家族の経験が少しでも役に立てたら幸いです。

15年前に主人ががんになり、また家族がこれだけがんになってしまっているので、いつでも楽しく暮らそうという気持ちは人一倍強くおいしいものも大好きです。
旅行記や食べ物、愛犬もことも合わせて書いていきますのでよろしくお願いいたします。