乳がんの精密検査の結果を聞いた日=乳がん宣告日に手術の予約をしたのですが、早速その日の午後から空いている検査の枠を抑えてくれて術前検査を受け始めました。
乳がん手術前検査は何をするの?
CT検査
(Computed Tomography)
1月15日
CT検査は、X線を使って体の断層を撮影する検査です。
体の周囲を360度方向から連続的にX線を当てるようにし、身体を輪切りにした面像をコンピューターで構成します。
乳がんのしこりの大きさや広がりを診断するのに有用性があります。
CT検査には2種類あります。
- 単純CT検査=造影剤を使わない
- 造影CT検査=造影剤を静脈から注射して検査する方法(*食後3時間経過後)
私の場合は造影剤は使用せず頸部から骨盤部の画像を撮ったようです。
ご存知の方も多いと思いますが、造影剤の注射もないので痛くも痒くもありません。
ただ、閉所恐怖症の方は少しだけ嫌かもしれませんが、所要時間が5分〜15分くらいと比較的短いので個人的にはMRI検査よりましだと思います。
血液検査
1月18日
乳がんの腫瘍マーカーCEA、CA15-3と一般的な検査、感染症の有無、血液型を調べました。
この時点で特に腫瘍マーカーは上がっていなく基準値内でした。
MRI検査
(Magnetic Resonance Image)
1月18日
MRI検査は、強い磁力を利用して体内の情報を画像化する検査です。
身体の位置を変えなくてもあらゆる角度からの断面が得られるという特徴があります。
CT検査同様2種類あります。
私は造影MRI検査を受けました。
ちょっと嫌だったのは注射の針を見て
針が太いんですけどー
ということと、お医者さまの説明通り注射されているときに体がカァーと熱く感じたことです。
閉所恐怖症の旦那さまから
「一番苦手なのはMRI検査!!」
といつも聞いていましたが、
狭い空間の中で大きな音対策の為にヘッドフォンを着用させられるのですが、所要時間が20分から60分程度と無茶苦茶長くて、痛みは造影剤の注射のみなのですがこれはなかなか私も苦手な部類だと感じた検査でした。
閉所恐怖症の方は検査前に申し出た方が良いと思います。
吸引式細胞診断/FNC(超音波検査)
1月18日
確定診断の為と左腋窩リンパ節転移(左の脇の下のリンパ節)を調べる為に細胞診を受けました。
所要時間は約15分くらいで通常のエコー検査と同様にちょっと冷たいジェルを塗られ、プローブを動かしながら行います。
どうしても目に入る長〜い針を見てしまうと怖いのですが、麻酔を使用しなくても痛みはほとんどありませんでした。
乳腺診察
1月29日
吸引式細胞診断検査で引っかかり、主治医から場合によっては同時再建ができないかもしれないと伝えられるのですが、詳しくは過去記事を見てください。
再検査 吸引式細胞診断/FNC(超音波検査)
1月31日
主治医に腋窩リンパ節の腫れを指摘され再検査となり細胞診を受けました。
これで3回目の超音波下針生検なので、慣れたもんで乳腺センター内のエコー検査を受ける部屋に行くとそこには主治医の美人S先生がいらっしゃいました。
「えっ? 先生がするんですか?」
と質問すると
「はい、そうですよ。」
と再検査は臨床検査技師の方と一緒に主治医先生が針を刺して検査をしてくれました。
このときになんとなくネットで見た情報なのでうろ覚えなのですが、転移していたら針生検で取った組織に血が混ざるという情報をどこかで見たことがあり、嘘だとは思いつつ、一生懸命血が混ざってるかどうか確認したくて注射器を見ましたが、場所が場所なだけに(脇の下)結局何も見えませんでした。
この情報に関してはお医者さまに質問もしていないので、自分としても全く信用していなかったのですが、それでも
同時再建ができなくなるかもしれない......
という不安からなんだか一生懸命見て確認しようとしていました。
形成外科初診
2月1日
再建手術の為に形成外科の主治医先生の初めての初診でした。
心電図検査
2月13日
胸、手首、足首に電極をペタッと貼られ、仰向けになってうけました。
所要時間は3分〜5分程度で、痛くも痒くもありませんでした。
ただ素肌に電極を貼る必要があるので着脱しやすい服装で行くのがお勧めです。
ストッキングは履いて行かない方がいいと思います。
呼吸機能検査
肺気量分画/フローボリュームカーブ/呼吸抵抗
2月13日
肺活量を測定する検査ですが、ノーズクリップで鼻をつままれ、マウスピースをくわえて
「口だけの呼吸でお願いします。」
と言われて3種類?の検査を受けました。
「普通に楽に呼吸をして〜、全部吐き出して〜、
目一杯吸って〜、吐ききって!!」
などの合図に合わせて検査を受けました
どの検査かわからないのですが、息を吐ききったらモニター上で線が円を描くような検査があって、きちんと長く吐き切れば円が描けるらしいのですが、息を吐ききるって本当に苦しくて、なんだか顔は真っ赤になるし、なかなか円を描くことはできず、
「もう少しだから頑張りましょうね。」
と言われながら、3回ほどやり直したのですが、3回目に
「これに合格しないと手術までに
呼吸訓練が必要になりますよー。」
と技師さんに言われて思い出しました。
そうだ、あれだ、"スーフル"!!
旦那さまが過去2回呼吸器検査で引っかかって看護師さんに
「1階のローソンで購入して、手術までの間に呼吸の練習をしてください。」
と言われたままに購入したスーフル!!
これ、何気にお高いんです。5000円くらいするんです。
それが脳裏によぎった3回目は気合入れて息を吐き切りました。
ふうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーー
結果は合格!!
スーフル買わなくてすみました!! 良かった♪です。
ちなみに旦那さまは何回も手術を受けているのですが、毎回検査に引っ掛かり、今までに2度購入はしたものの、一度も訓練なんかしていませんでしたが、入院時に持参しなくてはならず必ず看護師さんからチェックされる為、練習しなくても買わなければいけない感じでした。
1度目の手術が無事終わって退院した後はこんなものは捨ててしまえと私が速攻捨てていましたが、1度目の手術から何年か経った2度目の手術でまたスーフル購入指示があり、2度目の購入後はもちろん私が保管しております。
だって全く使っていないので汚れていないけど毎回5000円も出して購入するのははもったいない!!
ということで、
機能が高い方は全く問題ないと思いますけど、もしみなさんが手術前の呼吸機能検査を受ける際で気になる方は
「ゆっくりいっぱい吸って〜、吐いて〜」
「吐いて、吐いて、吐ききって〜」
と言われて本当に苦しくて苦しくて仕方がないかもしれませんが、5000円を節約するために気合で乗り切ってみてください!!
乳腺診察
2月13日
どうかリンパ節に転移してませんように!!
とドキドキしながら診察室に入ると主治医先生が
この前の超音波下針生検ではリンパ節への転移は見られませんでした。
とおっしゃってくれたので
よしっ!!!!!
と思っていると
最終的な判定は手術中に検査で決定になりますけどねー。
と間髪入れずに言われてしまい、なかなか諸手を挙げて喜ぶとはいきませんでした。
手術前検査の通院日数と費用
1/15 |
乳腺診察、 |
4770円 |
1/18 |
血液、MRI、 |
12220円 |
1/29 | 診察 | 220円 |
1/31 |
細胞診 | 3410円 |
2/1 | 形成外科初診 |
220円 |
2/13 |
乳腺診察、 |
2410円 |
ということで
通院日数は6日
費用は23,250円でした。(3割負担です)
費用はもちろんかかりますが、通院日数もなかなかのもんですよね。
ただこれで無事に手術前検査は全て終わり、入院手続きも終わりましたので
入院する日まで遊ぶぞー!!
という気持ちになりました。