乳がん検診 要精密検査になりました

2018年1月15日に乳がん&全摘宣告をされました。

最初に地方自治体(都道府県、市町村、特別区)の乳がん検診を受けてから乳がん確定と診断されるまで約2ヶ月かかりました。
近所のレディースクリニックに2回、大学病院には6回、計8回の通院で乳がん&全摘と診断されました。

 

乳がん検診

20代、30代でも気になる症状があれば病院で診察を受けましょう!!

皆さんは乳がん検診を受診していますか?
私は30代から何度か胸にしこりがあるような気がして診察を受けたことがあります。
今思えばその当時から乳がんという病気が怖かったんだと思います。

今から考えると全く乳がんのしこりではなく、ただ乳房が張っていて硬く感じる部分があり、痛みがあっただけなのですが、乳がんのしこりを触ったことがないので一体どんな感じなのかわからずに怖くて病院を何度か受診しました。

症状がないけど調べてもらいたい(健康診断)という理由で受信すると自費診療となるのですが、自分でしこりや痛みが気になって受診しましたので健康保険適応で5000円以内で診ていただけました。

「ちょっと張ってますね。でも乳がんの心配はないですよ。」

と私が気になったものは結局しこりではなかったのですが、健康保険適応で検査もしてもらえてとても安心しました。

私のように不安だったので

「しこりと痛みが気になって来ました。」

という理由で受診しても健康保険適応で診察してもらえますので、20代の方も30代の方も不安な方は早めに受診することをお勧めします。
 

40歳からは2年に一度500円で乳がん検診が受けられます

40歳からは地方自治体(都道府県、市町村、特別区)の乳がん検診を受けています。

上記の条件で私の住んでる東京都大田区では2年に1度、500円で検診を受けられます。

家族に乳がん及び卵巣がんにかかった人はいますか?

検診を受けるときに問診票を記入しますが、必ずある質問で
”家族にがんにかかった人はいますか?”という質問項目があります。

いつからか問診票には”家族にがんにかかった人はいますか?”という項目が当たり前のように記載されていますが、私の両親はがん罹患者なのでいつも上記のように記入します。

この”家族にがんにかかった人はいますか?”という問診は乳がんにとってはとても重要な情報になります。特に乳がん卵巣がんに母親や姉妹、祖母、叔母などの血縁者が罹患しているかどうか確認しておくことも大切だと思います。

私自身40歳で乳がん検診を受けた時に、

「あなたのお母さんが卵巣がん乳がんの両方を発症しているということは、あなたが遺伝性乳がん、遺伝性卵巣がんを発症するリスクがとても高い可能性があります。
必ず毎年検査を受けてください。」

と診断結果を聞く時にと言われたので40歳からは毎年乳がん検診を受けていました。

乳がん検診は生理後4~5日後に

私の住んでいる自治体では偶数年齢では500円で奇数年齢だと4000円で下記の検査を受けられます。

エコー検査は残念ながら含まれていません。

できるだけ乳がん検診は乳房の張りが減っている生理後4~5日後が適しています。マンモグラフィー、エコーの画像が見やすく、より良い診断ができるようです。

新しい石灰化が見つかった私の場合

2017年の11月8日、この年は少し遅めの受診になりました。
近所のレディースクリニックに毎年お世話になっていますが、乳がん検診の関心度も年々高まっているためか、毎月予約開始日から数日は終日電話がなかなか繋がらず予約を取ること自体が難しくなっています。やっと予約できたのが11月でした。

なんとか予約が取れたのでいつも通りですがお胸を挟まれて痛くてたまらないマンモグラフィ検査を終え、その後触診による診察を受けました。
かれこれ5回ほどマンモグラフィ検査を受けていますが、お胸を無理矢理潰されるため、この検査痛いんですよ。痛くて動くとまた最初からやり直しになるので、ギリギリですが我慢します。2分くらいのことなのですがもう確実に痛いです。

マンモグラフィ検査後に視触診をしていただいた後の先生からのお話で

「以前からある石灰化とは別の場所に新しい石灰化が見えますね。」

と言われたのですが、本当に小さな石灰化だったためか先生は少し考えられた後に

「どうしようかな.....。もしかしたらこの前マンモを新しいのに入れ替えたからかな.....?」
「でも一応エコー撮ってみますか?」

と説明を頂いたので、

「もちろんお願いします。」

と即答しました。

エコー検査

エコー検査は検診に含まれていないので追加での検査になります

乳がん検診には含まれていないエコー検査(超音波検査)を乳がん検診を受けた近所のレディースクリニックで追加で受けることになりました。マンモグラフィ検査同様に生理後に受ける方が良いと言うことで、マンモグラフィ検査の約1ヶ月後にエコー検査を受けに行きました。

診察室に入ってすぐに先日の乳がん検診時の医師と違う医師の方がマンモグラフィの画像じーっとみた後に

「うーん......。」
「これねー、今日エコー撮ってもどっちみち大きな病院でMRIが必要になると思うんだ。」

 

???................。
「えーっと、大きな病院で検査した方が良いということですか?」

 

「そうだねー。紹介状書きますが、かかりつけの大きな病院ありますか?」


かかりつけの大きな病院はないので

...................。
「近所の病院がいいんですかね?
それとも主人がお世話になっている大学病院か」
...........?
「ちょっと今決められないんですけど、どっちかに行こうと思います。」

 

「じゃあ、特に宛名なしで紹介状出しときますね。」

ということでいきなり追加のエコー検査は中止され、紹介状をもらって大きな病院へ行くことになってしまいました。
診察室を出た後に1人で

あれっ? 風向きが悪い?
あれっ? もしかしてやばい?
いやーちょっとやばいかもしれない........。

最初の先生が新しいマンモに入れ替えたせいかな?なんて言ってたから、正直甘くみてたんですけど.......。

と色々なことがグルグル頭の中を駆け巡りました。

画像診断は画像を見る医師によって違う診断になる!?

私の経験からお伝えしたいのは、画像診断は画像を見る医師によって違う診断になるという現実です。
最初の医師は私のマンモグラフィ画像を見て

「念のため追加のエコー検査を受けますか?」

と言われました。

追加のエコー検査を受けに行った時の2人目の医師は画像を見ながら

「ここでエコー検査を受けても意味がないので大きな病院で再検査してください。」

と言われました。
同じ病院の医師です。2人とも同じ画像を見て診断しております。

大きな診断の違いですよね。
もし違う医師に診察してもらって

「ちょっと気になるけど小さな石灰化だから少し様子をみましょうか。」

という医師がいたら、医師の診断で要経過観察となりますので私は安心して半年後と言われれば半年後に、1年後と言われれば1年後の乳がん検診まで何も気にせずがんを進行させることになります。

ただ私は家族にがん罹患者が多いためこのようなことはよくあることだと思っています。早期発見!!早期発見!!というけれど、早期発見できるのも結局は運なのか......。と考えてしまします。

乳がん精密検査の病院選び  

どこの病院に行けばいいの?!

いきなり大きい病院に行けと言われましたが、生まれてこのかた大病もしたことがなく怪我もしたことがないので

どこの病院へ行こうかな?

と調べました。

いつも旦那さまを助けてくれる順天堂大学医院に行くか、家から近い大学病院か......。
都内なので大きい病院はいくらでもありますが、絶対外せない条件は同時再建が可能なことでした。

なぜあの時、同時再建のことまで考えたかわかりませんが後手後手に廻りたくなかったんだと思います。
なんせ家族にがん罹患者が多いもので、手術する病院を変えたり、治療中でもセカンドオピニオンを受けに行ったりという経験がありますので、自分の時は一回で済むように同時再建のことを考えたのだと思います。

また万が一手術後に放射線治療が必要な場合は25日間、5週間も平日毎日病院通いが必要になりますから、できるだけ近所かもしくは自分が通えると思える範囲の病院を選ぼうと思いました。

順天堂大学医学部附属順天堂医院 乳腺科医局

〒113-8431
東京都文京区本郷3-1-3
TEL:03-3813-3111(大代表) 

 

東邦大学医療センター 大森病院 乳腺・内分泌科

〒143-8541
東京都大田区大森西6-11-1
TEL:03-3762-4151(代表)

 

上記の2つの病院は同時再建が可能ということで、上記のどちらかに行こうと決めました。
順天堂大学医学部附属順天堂医院は今まで何度も旦那さまを助けてくれている病院です。
東邦大学医療センター大森病院は車で10分程度で行けるので、何より通院が楽!!

検査だけだから近所の病院の方がいいでしょ!!

 

いやいや検査結果によってはそのまま手術して再建が必要かもしれないし.....。

 

手術後に放射線治療が必要だったら1ヶ月以上毎日通院しなければいけないし.....。

 

と自分でもなかなか決め手がなくて考えがコロコロ変わるんです。


どちらの病院も乳がん治療の実績も多く評判もいいし、同時再建も可能です。恵まれてますよね。


病院の候補を挙げるまでは一生懸命考えたのですが、そこで満足してしまったせいか、あまり焦ってもいなく近いうちにどちらかの病院に行けばいいかなくらいに考えていました。

ワンコのお散歩中に旦那さまに相談してみると

「明日順天堂に行ったらええやん!!」

と言われ即決しました。


偶然ですが旦那さまも翌日が診察日だったので一緒に連れて行ってもらうことになりました。

12月4日に区の乳がん検診で要精密検査と言われた翌日5日には順天堂大学附属順天堂医院に行きましたが、診断結果まで約2ヶ月かかり、手術までは約3ヶ月かかりました。
この後手術前検査で何度かドキドキしますが、もしかしたらもう少し進行していたら同時再建は無理だったかもしれません。

もしご自分で何らかの症状が気になったり、要精密検査と診断されている方がいらしたら勇気を出して早めに大きな病院で検査を受けて欲しいなと経験者として思います。

検診結果のお知らせ

検査結果のお知らせは郵送で受け取ります

検診時に

  • 大田区のがん検診受診券
  • 保険証
  • 84円切手

を持参するように言われ、84円切手を受付で渡して、封筒に自分宛の宛名書きをしますので
検診結果のお知らせは郵送で受け取ります。

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2.の精密検査を受けてください。に丸印をつけられて後日送られてきました。

私はすでに受けていますけどね.....。
ちなみに2.の精密検査を受けてくださいに丸印がついていても全員が乳がんとは限りませんので早めに精密検査を受けにいきましょう!!